筋トレの前後にプロテインを飲む人はやっぱり多いと思いますが、最近はプロテインのシェアを奪うかのようにHMBサプリやHMBタブレットが進出してきています。
これまで筋トレのお供に必ずプロテインを使っていた人もここまでHMBサプリが目立ってくると、HMBの方がいま使っているプロテインよりもいいのかな?と考えが揺らいでくることもあると思います。
もくじ
プロテインとHMBの決定的な違い
プロテインとHMBはあきらかに違うものですが、共存する必要のないものでHMBを摂取していればプロテインを敢えて摂取する必要はないというのが現状の正しい見解となっています。
形状が違う

プロテインはみんな知っている通り粉末を水分に溶かして飲むものがほとんどです。
しかしHMBは粉末よりも水でサッと飲めるサプリメントタイプのものや、ボリボリ食べられるタブレットタイプなど手軽な形状のものがほとんどです。
粉末タイプのHMBもありますが、水に溶かす必要はなく水なしで飲めるものなどとにかく手軽な物が多いのが特徴です。
逆にプロテインの場合はサプリやタブレットの形状などはありませんし、基本は水分に溶かして飲むしか無いので手間がシェイクする手間や容器を洗う手間があります。
コンビニなどで売っているゼリータイプのプロテインなら買って飲むだけで楽ですが、1個200円位するのでコスパがよくありません。
プロテインは筋肉に効くまでに時間がかかる
プロテインは飲んでから一度吸収されてペプチドへと分解され、その後にアミノ酸に分解されてわずかなロイシンが得られるというようになります。
そしてそのロイシンが代謝されてHMBに変化したときにようやく筋肉を作るために役立つようになります。
- プロテイン摂取
- プロテインからペプチドへ分解
- ペプチドからアミノ酸へ分解
- アミノ酸に含まれるロイシンがHMBへ代謝
このような流れでプロテインだといくつもの工程を挟んでようやく筋肉をつくるために必要となるHMBの働きが得られます。
つまりただプロテインを飲んだだけだと筋肉に役立つHMBが作られるまでに時間がかかってしまうということです。
HMBサプリの場合は最初からHMBを摂取できるから早い
プロテインだと飲んでから体の中で成分が分解されたり代謝されるのを待たないといけませんが、HMBサプリはサプリメントを飲むとのままHMBが体内に取り込まれます。
そのためプロテインで必要になる工程を全てスキップすることができるので効き目が現れるのも早くなります。
単純に筋トレによって筋肉を増やす目的で使うなら無駄な工程が一切ないHMBサプリのほうが圧倒的に有利といえます。
HMBの摂取量が圧倒的に違う
プロテインの場合は直接はHMBを取り込むことができず、代謝物質としてHMBが入ってくる関係で1杯のプロテインから取り入れられるHMBの量はそこまで多くありません。
一般論としての平均値でいうとプロテインは1日分飲んだとしても75mg程度のHMBしか代謝することができないと言われています。
しかしHMBサプリの場合は1日分のサプリを飲むだけで少なくとも1,000mg以上。最近では1,500mg〜2,000mgほど摂れるのが当たり前になっています。
HMBサプリのメーカー同士で成分量の競争も起こってきているので、昔から販売されているHMBサプリよりも新しく販売されたHMBサプリのほうがすべての成分で上回っている場合も多いです。
参考までにHMBサプリは実質プロテイン1杯の約20倍のHMBを摂取できることになるので、量的なメリットを考えてもHMBをサプリで摂取したほうが明らかに効率もよくなります。
プロテインは飲みごたえがあるけどカロリーも多い
プロテインは飲みごたえがあるのでお腹が空いている時などに飲むとありがたみを感じる事もできるメリットがあります。
ただ、飲みごたえがあるということはそれだけカロリーも多いので、ダイエットしながらの筋トレをしたい方などは摂取カロリーにも注意する必要がでてきます。
1食抜いてプロテインを食事代わりにして置き換えるといった使い方ができるので使い方によってはプロテインをダイエット中に摂取するのもありです。
ただ普通に食事も食べてそれにプラスしてプロテインを飲むと運動量で消費したカロリー分くらいは普通に摂取することになるので厳しいところもあると思います。
水に溶かして1杯150kcalほどはありますし、牛乳などに溶かすと300kcalを超えることもあります。

HMBサプリはカロリーを気にする必要がない
サプリメントと言っても0カロリーではないので少しはカロリーがありますが、プロテインに含まれるカロリーとは比べ物にならなくらい低カロリーです。
プロテインには糖質や脂質も含まれますし、ダイエットをしている最中の方が摂取するとカロリーが気になるところかと思います。
HMBサプリならカロリーは微々たるものですので、ダイエット中であっても全く気にする必要がないレベルです。
当然甘みや美味しさなんてものもありませんので、純粋に筋肉に必要な栄養だけを取り入れるためだけのものというイメージです。
摂取カロリーもある程度制限しながら脂肪を落として筋肉を増やしていきたい方にはやはりカロリーを考える必要がないサプリのほうが使いやすいはずです。
ちなみに痩せ気味の人が太い筋肉を作っていきたい場合などはバランスよく栄養素を摂れるプロテインとHMBを併用することでさらに効率がアップします。
コストパフォーマンスにも違いがある
プロテインも1日何回も飲んでいると1ヶ月1袋では足りなくなってきてしまいますし、結局月々1万円くらいの出費になることも普通にあると思います。
かといってもったいないからと飲む量をセーブしたりすると、さらに摂取できるプロテイン量やHMBが少なくなることになるので元も子もありません。
筋肉を増やして維持するのには努力だけではなくお金もかかるものです。
HMBサプリであれば月々にかかる費用は高くても5,000円弱くらいのものです。
1日に飲む分が決まっているのでプロテインのように足りなくなる心配もありません。
月額の費用以上にコストがかかることはないので毎日推奨量できちんと続けられます。
最近のHMBサプリはHMB以外の有効成分も含まれる
ここ最近人気のあるHMBサプリに関してはHMBが1,500mg以上はいっているのはもう当たり前です。
HMBという主成分をしっかり配合しながらそれ以外にも燃焼系のアミノ酸としてBCAAや筋トレの負荷でダメージを負った筋肉を回復させるグルタミンなど色々とカラダづくりをサポートしてくれる成分も豊富に含まれています。
他にも各種成分の吸収率を高めるサポートになるバイオペリンなどが含まれていたり、サプリメントだからこそ実現できる自由度の高い成分構成で実感力を重視して作られているのも特徴です。
男性だったら特に嬉しい精力アップに役立つトンカットアリなども一つの成分として入っていたりするので、男としてのパワーの源をHMBサプリから補給できるので一石二鳥になります。
プロテインとHMBは飲むタイミングにも違いがある
プロテインは基本的に筋トレが終わってから45分以内に飲むのが一番いいと言われています。
それに対してHMBサプリは筋トレ前に飲んだ方が効果的です。
その理由はHMBは筋トレの最中に筋肉が分解されるのを抑制する働き強くなっており、プロテインは筋トレが終了した後に筋肉のダメージを修復する働きが強いからです。
両方使ってだめということはないので、予算に余裕があるならHMBを筋トレ前に飲んで、筋トレ後にプロテインを飲むという使い方もありです。
タイミングなどをあまり気にせず適当に使っているとせっかくの成分による効果を無駄にしてしまうのでこの違いも意識しておくといいですね。
結論!特別な理由がない限りはHMBに移行がおすすめ
ここまでプロテインとHMBの違いをまとめてきましたが、筋肉づくりや脂肪を落としながらの体づくりをしていくという目的であればHMBを直接サプリメントから摂取したほうがメリットが多いのは間違いありません。
- プロテインの20倍の効率が得られる
- カロリーを気にせず摂取可能
- 手軽で片付けなどの手間がない
- コスパがいい
- HMB以外の有効成分も多数摂取可能
こうしてプロテインとHMBを比較してみるといろいろと違っている点。HMBだけにしかないメリットがあることがわかりますね。
プロテインは味が美味しければいいですが、マズイとまた飲むのがストレスになるなどいろいろ問題がでてきますが、サプリだったらそういった煩わしさがそもそもないのでストレスフリーに淡々と続けていくことができます。
今プロテインを使っているけれど、HMBってどうなんだろ。と迷っていた段階の方は切り替えてみる価値も十分にあるのでHMBサプリを検討してみるといいでしょう。